21_21 DESIGN SIGHT「土木展」に参加しています。

21_21 DESIGN SIGHTで6月24日〜9月25日(日)開催の「土木展」
日常生活に不可欠だけれど、ふつうに生活する上ではあまり意識しない「土木」にフォーカスし、
土木のエキスパートによる企画チームと、デザイナー・アーティストなどの参加作家が
土木を新しい視点で、わかりやすく伝えます。
日本左官会議も「つく」という土木の行為で「山」という作品で参加しています。

日本左官会議議長の挾土秀平さんがディレクション、挾土さんと小林隆男さん、小沼充さん、川口正樹さん、坂元美貴さんら会員メンバーと山本義則さん(職人社秀平組)が、現場で施工したものです。材料手配には、同じく左官会議の冨澤英一さんが協力しました。施工には3日半ほどを費やしました。
「みなさんの施工中の様子には、すっかり見入ってしまいました」と21_21 DESIGN SIGHTのスタッフの方。

周囲と内側の左右は掻き落とし、正面は色土が美しく層を見せる版築風仕上げ。山肌に現れた地層のようです。
入り口には飛騨高山の石を「突いて」形を整え、積んでいます。
内側の左右の壁はラインの走る掻き落としですが、「手彫りのトンネルなどにも、こんな跡がありますよね」と挾土さん。「山」にかかわる手仕事の痕跡が左官で表現されています。
ピラミッド型の作品のなかに入ってみて、「なにか力を感じます」という方もいました。

最新テクノロジーをつかったインタラクティブな表現や土木の迫力を感じる展示もありました。子どもさんも楽しめる内容で、ミュージアムショップにもユニークなものが並んでいます。ぜひ、ご覧ください。

なお、21_21 DESIGN SIGHTの「土木展」企画・制作レポートでも、制作の様子も含めご紹介していただいています。

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