「これからの時代、土の建築ができること」動画を公開いたしました
東京と名古屋で行われた「これからの時代、土の建築ができること」には、多くの方のご来場をいただきまして、まことにありがとうございました。
石と煉瓦という印象の強いフランスの伝統建築ですが、地方によっては土の建築もあり、その文化やエコロジー性に着目して、研究、実践している方々のお話は、新鮮だったかと思います。
日本の左官と共通するところ、異なるところを探ることで、それぞれの位置づけもより明確になります。
現代建築へ土を使うことがフランスでは盛り上がっているというお話もたいへん刺激的でした。
クラテールは今後、日本とのつながりをさらに強めていきたいという希望があり、2016年の「土のお祭り」および、リヨンの国際会議にも来て欲しいとのことでした。
日本左官会議としてもどんな取組みが可能か、考えていければと思います。
さて、当会議の支援会員でもある卜部弥生さんのご協力により、名古屋でのセミナーとディスカッションの動画をYou Tubeで公開しました。
丸山さんは、長年のわたる自分とクラテーラの関わり、ジャン=マリーさんは、クラテールの活動や現代の土の建築、シルヴィさんは、自らの経歴と職人や建築家、材料メーカーや研究者による組織をつくったこと、松木さんは、地元の素材を使う自分の仕事とクラテールと交流することによって広がった仕事などをお話くださいました。
●丸山欣也(KINYA MARUYAMA)さん
●ジャン=マリー ルティエック(JEAN-MARIE LE TIEC)さん
●シルヴィ・ウイーラー(SYLVIE WHEELER)さん
●松木憲司(KENJI MATSUKI)さん
●ディスカッション